【使えない転職エージェント】ノルマが一番大事なの?
2017/03/04
僕は転職サイトのプライベートオファー(スカウトを待つ機能)を利用して自分の市場価値をおおよそ掴むことが出来ました。
僕の希望条件は、
- 年収500万以上
- BtoBの一次受け企業
という当時の僕の年齢やスペックからすると割と高めの条件でした。
しかし、マイナーな会社からのプライベートファーは結構来ていたので、
「会社の規模や知名度に拘らなければこの条件の求人は結構ある」
ということは分かっていました。
そこで僕が一つ気になったのは、転職エージェントが持っているという「非公開求人」というものです。
「8割が非公開求人です」みたいな広告を良く見かけていたので、
「転職エージェントに登録して残り8割の非公開求人からも選ぶことが出来たら、もっと良い求人あるんじゃない?」
と思い、僕は転職エージェントに登録することにしたのです。
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超大手の転職エージェントに登録した
近くに転職の事を相談出来る人もいないし、ネットで検索してもポジショントーク連発の胡散臭いサイトばかり出てくるしで僕はどの転職エージェントを選んだら良いか全く分かりませんでした。
なので、
「取り敢えず、有名な所が無難じゃない?」
と思い、誰もが知っている大手の転職エージェントに登録することにしたのです。
職務経歴書は転職サイトに登録したものを殆ど流用して、
- いつまでに転職したいか?
- いつコンタクト取れるか?
みたいなことも整理して登録しました。
そして後日、メールでエージェントからコンタクトがあり、電話で面談したいから日程を調整して欲しいとのことでした。
「へー、面談が電話なんだ。」と若干の違和感を感じつつも後日電話面談をすることとなりました。
転職エージェントとの電話面談
僕「もしもし、タカですが。」
エージェント「エージェントの者ですがー。」
僕「あ、タカと申します。この度は宜しくお願いします。」
エージェント「宜しくお願いします。」
エージェント「早速ですが、タカさんの希望条件を整理させて下さい。」
僕「はい、私の希望の条件としては・・・」
という感じで面談がスタートしました。
が、しかし、面談が進むにつれて徐々に違和感を感じるようになっていきました。
どうも彼の発言が僕の為を思って言ってくれていると思えないような物が多かったのです。
エージェント「タカさんは一次受けで年収500万以上を希望とのことですが、この条件は厳しいですよー。」
エージェント「そもそも、現職は殆ど派遣ですよね?」
僕「まあ、そうですが、その中でも私は・・・(と、色々アピール)」
エージェント「はぁ、まあ、それはそうだとして・・・。」
僕(なんだその言い草は?)
更に彼は僕を小馬鹿にしたような感じで続けます。
エージェント「あとは、24歳で年収500万以上っていう条件もねー。中々難しいと思いますよーw」
僕「はぁ・・・。(で?)」
エージェント「例えばですが、今の時点ではこちらの企業で数年経験を積んでからステップアップするというのはどうですか?」
僕「え?でも、ここって下請けの派遣じゃないですか?」
エージェント「いえ、ここは大手企業からの直受けの案件が殆どですよ?」
僕「・・・。」
僕「いえ、私の言っている一次受けとは、対エンドユーザーの仕事のことです。」
僕「ここは大手SIerの仕事を下請けしている特定派遣の二次受け会社ですよね?」
エージェント「あー、そういう意味ですかー、なるほどなるほどw」
僕はこの時かなりムッとしました。
コイツ何すっとぼけてんだ?と。
そして、僕が無知だったり気が弱かったりしたらこの特定派遣の二次受け会社にそのままぶち込む気だったのではないか?と。
結局、話は平行線で、僕は条件を落とす気はない(プライベートオファーが沢山あったこともあり)ですし、エージェントはもう少し条件を下げた方が良いという事でした。
最後の方で職務経歴書の添削についても聞いてみましたが、
エージェント「あー、多分これで大丈夫ですよー。」
僕(多分ってなんだよ・・・。)
って感じでした。
結局、希望に合うのはないけど、比較的近そうなの条件の求人情報を幾つか送るから気に入ったのがあれば連絡して、という結果に終わりました。
しかし、僕は30分位のこの電話で彼の言いたいことは大体分かりました。
- 「あんたは希望条件が高いから転職が決まるまでに時間が掛かると思う。」
- 「俺は沢山の顧客を抱えてて忙しいんだ。ノルマもあるし。」
- 「だから、あんたより楽に転職が決まりそうな別の顧客に時間を割きたいんだよ、分かった?」
というのが本音のようでした。
結局、彼から送られてきた求人は僕の希望に全くそぐわないクソ案件ばかりでした。
そして、僕が高望みしている世間知らずみたいな感じの物言いを受けて、少し自信も無くなってしまいました。
僕(こんななら登録しなきゃ良かったわ・・・。)
僕(はぁ・・・。)
と、正直凹んでましたw
別の転職エージェント
結局この大手の転職エージェントの対応に納得出来なかった僕は別の所にも登録してみました。
こちらは超大手って程ではないものの、転職希望者に対する親身なサポートを売りにしているエージェントでした。
登録後、最初に面談の日程調整をしたのですが、まずここから違いました。
前のエージェントは電話で30分位でしたが、このエージェントは直接会って話をして、大体1時間から2時間位時間をとって欲しいとのことでした。
僕(やっぱり直接会って話さないと伝わらないことあるもんなー。)
僕(てか、そもそも電話面談って単に手抜きでは?)
僕(きっと転職希望者が多くて人が足りなかったんだろうな・・・。)
と思っていました。
そして僕は新たに登録した別の転職エージェントの事務所に向かいました。
僕「本日お打合せの約束をしているタカと申します。」
受付「はい。お待ちしておりました。こちらへどうぞ。」
と、個別の会議室に通されました。
エージェント「始めまして。わたくしタカさんを担当させて頂きますxxと申します。宜しくお願いします。」
僕「宜しくお願いします。」
と、入って来たのは女性のエージェントで、彼女が僕の担当とのことだったのですが、物腰も柔らかくて全然緊張しませんでした。
そして、希望条件を整理する所から面談はスタートしました。
その中で、僕が一番いいなと感じたのは、一つ目のエージェントみたいにエージェントが紹介したい案件を紹介するのではなく、ちゃんと僕の希望条件を聞いた上でそれにマッチする案件を提案してくれたことです。
エージェント「それではタカさんは、一次受けで年収500万以上、というのが必須条件という事ですね?」
僕「はい、そうです。」
エージェント「ちなみに、会社の規模や設立年数、知名度等は気になさいますか?」
僕「いえ、そこは全く気にしません。」
エージェント「そうなんですね。後は勤務地はどこが良いとかありますか?」
僕「いえ、通える範囲でしたら何処でも大丈夫です。」
エージェント「分かりました、それでしたら幾つかご紹介出来そうです!」
エージェント「少々お待ち頂けますか?」
僕「はい!」
僕(よっしゃ!幾つかあるのか。)
そしてこの女性エージェントは幾つか僕の希望に合致する求人を紹介してくれました。
その中には誰もが知っているIT業界の最高峰ともいえる企業の求人がありました。
僕(ここって超エリートじゃん・・・。僕なんかが行けるもんなの?)
僕「すいません。ここって私でも受かる見込みはありますか?」
エージェント「難易度はかなり高いですが可能性はあります。もし興味があれば書類を送ってみましょうか?」
僕(マジ?いいんですか?w)
僕「あ、是非お願いします。」
と、身の程知らずの僕は、底辺企業から頂点企業へ挑戦することになったのです・・・。
今思うこと
今思い返しても最初のエージェントは良くなかったですね。
自分の利益(ノルマ達成)が最優先で、転職希望者の僕の希望なんて全く興味がない感じでした。
条件を下げるように勧めてきたり、
希望にそぐわないけど直ぐ受かりそうな企業を勧めてきたり、
挙げ句の果てに僕が条件を下げる気がないことが分かると急に投げやりな感じの対応になったりと・・・感じ良くなかったです。
ただ、彼の気持ちも分からない訳ではありません。
- 最大手だけに転職希望者は沢山いる
- エージェントも沢山いて成績を競い合ってる
- 転職までに時間が掛かりそうな人に時間を掛けるのは効率が悪い
きっとこんな感じだったのではないでしょうか。
それなら「希望条件を下げなければ投げやり対応」という彼の行動も理解できます。(賛成はしないけど)
逆に二つ目の転職エージェントは物腰も柔らかく、僕の希望もちゃんと聞いた上で、希望に合った求人を提案してくれました。
やはり転職活動中は色々と不安なので、ちゃんと希望条件を聞いた上で
「可能性はあると思います。」
みたいな事を言ってもらえると励みになりますし自信も湧いてきます。
もし最初のエージェントみたいに、
「あんた、それは高望みだよ。」
「条件を下げないと見つかりませんよ。」
みたいな事を言われ続けたら自信も無くなりますし、転職活動自体が一層苦痛になってしまいます。
これで本当に希望条件を下げて、エージェントの言いなりで転職してしまっていたら後でもの凄く後悔したはずです。
そうならない為に、僕は転職エージェントを利用する際に必ず2社は登録する必要があると思います。
僕としてはワークポートのエージェントをお勧めします。
対応も親切ですし、マンツーマンでしっかり時間を取って対応してくれます。