【専門学校の就職活動】学校求人ってどんなのがある?
2016/03/20
先生の雰囲気は、秋の情報処理の資格試験までは資格モードなのですが、冬頃になると段々と就活モードになっていきます。
僕の通っていたIT系の専門学校は就職率の高さを売りにしていたこともあり、就職に対する先生の意識の高さはかなりのものを感じました。
それこそ、就職を希望する奴は全員必ず就職させるぞ!!というような感じです。
(やはり担当する生徒の就職率が先生の成績になるのでしょうか?)
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求人の種類
2月頃だったと思いますが、ホームルームで就職活動の話がありました。
- 早く活動を始めることが大事。
- 興味がある企業には並列して次々と面接を受けることが大事。
- みんな必ず1度は面接に落ちるもの。割り切って挫けずに続けること。
など、就活に対する基本的な取り組み方を説明されます。
その次に、企業の探し方を説明されるのですが、応募する企業の探し方は大きく分けて次の3種類ありました。
学校推薦
学校と関係が深い企業に対し、学校が一押しの生徒を紹介するというものです。
学生にとっては、毎年先輩達が学校推薦で就職している企業なのでブラック企業ではないという安心感がありますし、企業にとっても優秀な学生を紹介してもらえるというメリットがあります。
推薦を受けることが出来れば内定はほぼ確実です。
但し、学校が推薦する以上は成績や生活態度に問題があってはいけませんし、希望する生徒も多いので倍率も高いです。
学校求人
こちらもある程度付き合いのある企業からの求人になります。
企業が学校に対して求人票が送って来るので学校はその求人票を廊下に貼っていきます。
学生は所狭しと貼られた求人票を見て、興味がある企業があれば自分で応募するというものです。
一般求人
学校を通さずに、インターネットや各地で行われている合同企業説明会などから自分で探して応募します。
学校としてはあまりお勧めしていない方法です。(学校の本音は学校求人で決めて欲しいでしょう。)
成績は並くらいでしたが授業をサボったり授業中に寝てたりした僕は、はなから学校推薦は諦めていましたので取り敢えず学校求人から探すことにしました。
僕が希望した条件は
- 職種がSE・PG
- 土日祝日休み
- 地方転勤の可能性なし
- 基本給20万くらい
- 残業代あり
- 賞与あり
くらいでしょうか。
ただ、こんな条件で探すとほとんど全ての中小零細ソフトハウスが条件に合致してしまいます。
廊下の求人票を見ながら聞いたこともないような会社名とサッパリ理解出来ない業務内容を見て、僕はいったいどうやって興味を持てば良いのか分かりませんでした。
結局1週間くらい経って、このまま求人票と睨めっこしてても埒が明かないと思い、地元のターミナル駅で行われる合同企業説明会に行ってみようと思いました。
今思うこと
僕の通っていた専門学校に来るほとんどの求人が中小零細企業からの求人だったと思います。
少なくとも当時の僕が知っているような有名な企業はありませんでした。
就職活動で人気所の、大手IT企業(NTTデータとかYahooとか)や、事業会社の情報システム部門(通称、社内SE)という求人は専門学校にはまずありません。
大手SIerの子会社の求人が20件に1件位あって、その求人を何人もの学生で取り合うような感じです。
もしあなたがIT業界に興味がある高校生だとして、
「大手IT企業に就職したい。」
とか、
「社内SEになりたい。」
と思うのであれば、専門学校に行くのは絶対にやめた方が良いでしょう。
どんなにバカ大学でも良いから、4年制の大学に行くことを強くおすすめします。
反対に、
「会社の規模は拘らないから早くIT業界に就職したい。」
とか、
「将来的には独立するからさっさと就職したい。」
と思うのでしたら専門学校も選択肢に入ると思います。
ちなみに、他業種で働いていた人がIT業界に行きたくて会社を辞めて入学してきた人なんかも結構いました。
卒業時に30歳を超える人でも普通にIT企業で希望する職種で就職出来ていたので、そいういう人にとっては専門学校は悪くは無いと思います。
ただ、異業種からIT業界を目指すなら、
「200万使って2歳年をくう位なら、未経験者OKのIT企業で金貰いながら2年間働いた方が得だし実力も圧倒的に付く。」
と、今の僕は思います。
今IT業界は人材不足なので未経験者OKの企業も沢山ありますから。
話の続き⇒合同企業説明会に一人で行ってきた