【物欲とモチベーション】年収3000万のITコンサルタントの自慢話
2016/03/20
結合テストも何とか終わり、いよいよ出来上がったシステムを客先へ持って行くことになりました。
目的は、現地環境での最終疎通確認と、ユーザによる受入テストです。
そこで、僕の考え方(物欲とモチベーションの上げ方)に強烈なインパクトを与えたITコンサルタントと出会いました。
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ITコンサルタント
この客先企業にはITのコンサル会社が入っていて、情報システム全般のコンサルティングをその会社がやっていました。
その会社の社長(40歳位、年収3000万以上)こそが物欲とモチベーションの重要性について僕に教えてくれた人で、今後の僕の考え方と人生に大きなインパクトを与えました。
僕は現地環境のプリンタで帳票の印刷位置の微調整なんかをやっていて、工場内をチョロチョロと動き回っていました。
社長「君若いねー、いくつ?」
僕「二十歳(ハタチ)です!」
社長「その歳でもう働いてるんだ。えらいねーw」
と、かなり気さくに話しかけてきてくれました。
また、打ち合わせに議事録係として出させてもらっていた僕に対して、内容を分かり易く説明してくれたり、仕事に対する考え方や、ITエンジニアとしての姿勢みたいな事まで話してくれました。
今考えると時給2万円クラスの人が、派遣の新人の僕ごときに、時間を割いて色々教えてくれるなんて本当にありがたいことです。
そして、必ず昼飯時や夜になると愛車のメルセデスベンツSクラス(新車1000万クラスの超高級車)でみんなをご飯に連れて行ってくれたのです。
普段はその辺の定食屋とかに連れて行ってくれたのですが、たまに、僕なんかが自腹ではとても行けないような店(カニとかフグとかw)にも連れて行ってくれました。
しかも、なんと毎回全額おごりという太っ腹ぶりでした。
多分、その社長とご飯食べた人で1円でも払ったことある人は誰もいないと思います。
物欲とモチベーションの話
そしてある日、僕は遅くまで作業をしていた為に終電を逃してしまい、その社長に家まで送ってもらう事になったのです。
社長「タカ君、車好きなんでしょ?」
僕「はい。好きっすね。」
社長「この車いーでしょーw」
僕「本当に良い車ですねー。」
社長「俺も若い頃から車が好きでねー。でもさ、若い頃は給料が少ないから欲しい車なんてとても買えなくて・・・。」
僕(この社長にもそんな時代があったんだなー。)
社長「それでまぁ、20代の頃はガムシャラに働いたもんだよ。」
社長「そりゃー、物欲の為だけに働いてたって訳じゃないけど、頭の片隅にはどうやったらあの車に乗れるんだろう。っていうのは常にあったんだよ。」
僕「はい。」
社長「みんな物欲は良くないみたいに言うけどさ、あって良いんだよ。簡単に諦める方がよっぽどダメだよ。どうやったら手に入るかを考えるんだよ。」
社長「タカ君はまだ若いから物欲も仕事のモチベーションに繋げてガムシャラに働けばいいさw」
社長「どうやったら手に入るかを考えてたら、この位の車なんてすぐ買えるようになるよ。」
僕「はい!」
僕(今はどうやったらこんな車が買えるようになるのかサッパリ分からないけど、とりあえず言われた通りにガムシャラに働くか)
社長「ちなみに、タカ君は時計興味ある?」
僕「はい。それ良い時計ですねーw」
社長「あ。分かる?w」
と、今度は社長の腕時計の自慢話を聞きながら、夜のドライブは続いたのでした。
今思うこと
僕は実家が裕福ではなかったので、「物欲=悪」という意識が小さい頃からあったように思います。
中学生の僕「俺、剣道部に入りたい!」
父親「剣道部は防具が高いからダメだ!他の部活にしなさい!」
中学生の僕(う・・・。じゃあ野球にしようかな・・・。)
みたいな、経験もありましたし。
で、この超リッチなITコンサルタントと出会って考え方がかなり変わりました。
それまでは、物欲は悪、いやしい考え、みたいな感覚を持っていたと思うのですが、この人と出会ってからはガラっと変わりました。
「カッコいい車に乗りたい。」
「カッコいい時計が欲しい。」
みたいな物欲を糧(仕事のモチベーション)にしてどんどん自分のレベルを高めていく努力をした方が、
「物欲を抑えて、今ある収入の中で必死で節約生活をして・・・」
みたいな人生を送るよりはよっぽと楽しいのではないかと思ったわけです。
その社長はそういう人生の方が良いぞw、楽しいぞw、と僕をそそのかしてきた訳ですから、まんまと乗せられましたね。
でも、今はもの凄く感謝してます。
社長の言う通り、その方が楽しいっすw