SE年収1000万までの道のり

パソコン初心者の僕が年収1000万を超えるまでにしたこと。仕事、転職、独立、副業、投資など。

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デスマーチにヘルプに来た先輩が役に立たなかった話

      2016/03/20

SOFTHOUSE_VOL023

入社4年目(23歳)になった頃、僕達は60人月位の開発を終えて、結合テストのサポート要員として発注元の大手SIerに常駐していました。

 

他の開発ベンダーが作ったシステムとの結合テストと、業務的な運用を見据えた観点での総合テストを同時進行で行う計画だったのですが、バグも出まくるし、そもそも画面が足りなくて大急ぎで作ったりと、大忙しになったのです。

当然、僕達の稼働時間もピークに達していました。

 

そんな中、案件と案件の間で1ヶ月だけ暇になってしまったアシスタントマネージャー(30歳位)の人が社内にいました。

そして、「どうせ暇なら手伝ってこい」とのマネージャーからの指令で1ヶ月だけ僕達のヘルプをしてくれることになったのです。

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ヘルプの先輩登場

ヘルプの先輩「おつかれさーん。なんか皆んな超稼働高いらしいじゃーん。」

ヘルプの先輩「もっと楽しようよー。ちゃんとお客さんをコントロールしなきゃダメじゃーん。」

僕「はあ・・・。」

 

僕はこの雰囲気で「あ・・・これアカンやつや。」と直感しましたw

デスマーチ案件に余裕かましてヘルプに行く俺、かっこいいだろ。と顔に書いてありました。

こういうのって、毎日必死こいてやってる側としては正直かなりムカつきますw

 

僕「ヘルプに来て頂いてありがとうございます。1ヶ月だけの期間限定と聞いていますので、普通に開発タスクを割り振ってしまって良いでしょうか?」

ヘルプの先輩「チッチッチッ(人差指を左右に振ってw)。タカがリーダーとしてお客さんをコントロール出来てないから皆んな稼働が高いんでしょ。」

僕(確かに・・・。このお客さんがヤクザなだけじゃなく、自分の力量不測が原因かもしれないよな・・・。)

 

ヘルプの先輩「俺はそこをちゃーんとマネージメントしてやる為にきたんだよ。だから開発要員としてはカウントしないでもらえるかな?」

僕「そういう事ですか、それでは僕が今やっている管理業務を代わりにやって頂ける認識で宜しいのでしょうか?」

ヘルプの先輩「んー、まーそんな感じかなー。今どんな風にやってるのかをヒアリングしながら色々改善していくからさ。」

僕「分かりました。宜しくお願いします。」

 

と、彼はあくまでもアシスタントマネージャーとしてこの現場のヘルプに来た、開発要員ではないというスタンスでした。

 

僕は最初、1ヶ月だけなら開発要員として作業をしてもらおうと考えていました。

しかし、僕のマネージメント能力が低いが為に皆んなの稼働が高いんだとしたら罪悪感もあるし・・・、と正論を並べても通用する顧客じゃないと重々理解してはいたものの、「もしかして、先輩だったらこの状況をコントロール出来るの?」という淡い期待もありました。

ヘルプの先輩は何をヘルプしてくれたのか?

最初の一週間位、彼は僕に対して現状のヒアリングを掛けてきました。

僕は発注元のSIerとの窓口をやりつつ、開発リーダーをやりつつ、開発要員としても作業をしていたのでクソ忙しかったのですが、彼の質問攻勢を無視する訳にはいきませんでした。

しかし、「ふーんw、なるほどねー。」と、状況を把握した俺、かっこいいだろ。と顔に書くだけで、一向に具体的な改善案は出てきませんでしたw

 

そして、彼の希望で発注元のSIerとのミーティングにも出席するようになりました。

そのミーティングは現在発生しているバグや仕様変更、機能追加などの優先度を付けて、何をいつ迄に対応するかを決める為のものでした。

 

発注元のSIer「・・・という事で、今週はこれらが優先度が高なので今週中に対応して下さい。」

ヘルプの先輩「ちょっと宜しいでしょうか?これらの工数を全部足すと350時間ですよ。」

ヘルプの先輩「我々は5人しかいないので、1日8時間で週5日稼働とすると200時間分の作業しかこなせません。増員するか150時間分の作業を落として下さい。」

僕(確かに正論なんだけど・・・それは・・・。)

 

発注元のSIerの社員は少し戸惑っていました。

 

発注元のSIer「えー、増員の件は緊急度の高い障害なので今更手配しても間に合わないですし予算もないです。」

発注元のSIer「しかし、そもそもなんで毎日定時で帰る計算なんですか?」

ヘルプの先輩「えっ・・・。それが・・・普通・・・ですよね。」

 

発注元のSIer「この障害が解消されないと全体のテストスケジュールが遅れます。他のベンダーさんは頑張って期日までに対応してくれていますよ?」

ヘルプの先輩「はあ・・・。そうですか。」

 

発注元のSIer「我々や他のベンダーが頑張っている中、自分達は早く帰るからスケジュールが遅れても知ったことじゃないということですか?それが御社の会社としての見解ですか?」

ヘルプの先輩「いえ、そういうことではありません・・・。」

ヘルプの先輩「えー、なんとか調整して今週中に対応致します。」

 

とw

勇んでヘルプにきた先輩も結局作業量の調整は出来ませんでした。(作業量や納期の調整が出来るうちはデスマーチとは呼びませんw)

今思うこと

青空

ある程度予想出来ていましたが、がっかりしたのは事実です。

そして、彼に無駄な時間を使う羽目になったことを後悔しました。

 

結局彼はその後も何一つ成果を出してくれなかったので、これなら最初から開発要員として作業に専念してくれた方がチーム全体の作業が減るので助かりました。

 

ちなみに彼は社内ではかなり優秀な人として認識されている人でした。

しかし、1ヶ月だけですが実際に一緒に働いてみて「口先だけのヘラヘラした奴」ということが良く分かりましたw

(こんな人が優秀と評判の会社自体がヤバい気もしますが。)

 

反面教師としては勉強になりましたので感謝しときますか・・・一応。

レベルアップ

デスマーチ案件にヘルプに行く際に気を付けるべき点を学んだ(?)

 

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