SE年収1000万までの道のり

パソコン初心者の僕が年収1000万を超えるまでにしたこと。仕事、転職、独立、副業、投資など。

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先輩の新人指導方法は厳しかったけど良かった

      2016/03/20

SOFTHOUSE_VOL006

新人研修を終えて大手SIer(システムインテグレータ)に派遣された僕は、機械部品メーカー向けの受発注管理システムの開発プロジェクトにアサインされました。

まずは、プロジェクトのイメージを掴んでもらう為に、簡単にプロジェクトの概要を説明します。

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プロジェクト概要

エンドユーザーは主に機械部品を作っている会社で、受発注管理システムの新規開発を派遣先のSIerが一手に受注しています。

僕の会社は派遣先のSIerとSES(委託)契約を結んでしているので立場的には2次請けです。

 

スケジュールは、1年掛けて受注部分だけ作ってリリースし、もう1年掛けて発注部分を作ってリリースする予定で、僕がアサインされた時はキックオフから半年程経過していて、受注管理システムの詳細設計フェーズでした。

 

メンバーは、

  • リーダー:大手SIer社員(37歳)
  • メンバー1:別会社の下請け(33歳)
  • メンバー2:僕の会社の先輩(28歳)
  • メンバー3:新人の僕(20歳)

の4人で、開発と単体テストは別会社の下請けにアウトソーシングしていたのですが、設計が遅延していたので完成した設計書から五月雨式に開発依頼を出している状況でした。

 

 

なんとなくイメージ付きましたでしょうか?

最初の仕事が割り振られる

さて、このプロジェクトにアサインされた僕に早速最初の仕事が与えられます。

僕は同じ会社の先輩の下について作業をするという位置付け(体制)でしたので、基本的には同じ会社の先輩から作業指示を受け、成果物のレビューも先輩がやってくれました。

 

先輩「仕様がなかなか決まらなくて設計書の作成が遅れているんだ。」

僕「そうなんですか。」

先輩「うん。トランザクション系の画面の仕様が複雑で・・・。」

僕「はあ。(トランザクション系ってなんだろう?)」

 

先輩「でね。」

先輩「マスタのメンテナンス画面の詳細設計書が殆ど手付かずで残ってるから、タカにはそれらの詳細設計書を作ってもらおうかと思ってるんだ。」

僕(お!初仕事キター!)

僕「はい!分かりましたー!」

 

僕(ん。でも待てよ。)

僕(プログラム作った事ないのに詳細設計書なんて書けるもんなん?)

僕「あのー、先輩。VB.Netのプログラムなんて殆ど書いたことないんですけど・・・。」

僕「詳細設計書なんて作れますかね?」

 

先輩「なーに、マスタのメンテナンス画面なんて簡単だよ。」

先輩「確か取引先マスタのメンテナンス画面の設計書は既にあるから、それをコピーして、社員マスタ、製品マスタって作っていけば良いから。」

僕「分かりました。頑張ります。(内心は超心配)」

僕(そういうもんなのか?)

 

と、僕は簡単なマスタメンテナンス画面の詳細設計書を作ることになりました。

画面レイアウトを作る

先輩「とりあえず、社員マスタのメンテナンス画面が簡単だからそれから作ろうか。」

僕「はい!」

 

先輩「まずは画面レイアウトから作って欲しいんだけど・・・。」

先輩「フォーム(VBの画面のこと)は作ったことある?」

僕「普通のVB6なら学校で少しだけやりました・・・。」

僕「VB.Netでは作ったことないです・・・。」

先輩「なんだ!じゃあ大丈夫だよ。全く一緒だから。」

 

と、いきなり詳細設計書を全て作るのではなく、まずは画面レイアウト、それが終わったら次にイベント処理・・・、のように僕のレベルに合わせて作業を細分化してから指示を出してくれました。

 

僕は言われた通り、取引先マスタのモック(Mock Up→処理の入っていない画面のこと)から画面コントロールをコピーして、僕の作っている社員マスタの画面に貼り付けました。

そして、コントロールのラベル名を社員マスタのカラムの日本語名に書き換えていきました。

 

最後にコントロールの縦横間隔を整えて・・・。

僕「出来たぞ!」

 

僕「先輩、画面レイアウト出来ましたー!」

先輩「じゃあレビューするか、どれどれ・・・。」

 

と、早速完成した画面レイアウトが完成したことを先輩報告しに行きました。

最初の成果物レビュー

そして先輩は僕の作った画面レイアウトを確認し始めました。

 

先輩「あー、なるほどね。」

先輩「間違ってはいないんだけど・・・、いくつか直した方が良い点があるね。」

僕(あれ?バッチリだと思ったのに・・・。)

 

先輩「この画面項目の並び順ってどうやって決めたの?」

僕「社員マスタのカラム順です。」

先輩「なるほどね。」

先輩「でもデータベース定義上のカラム順なんて使う人からしたらどうでもいいよね?」

僕(ん?)

 

先輩「使う人が入力し易いような並び順にしなきゃダメだよ。」

先輩「入力必須項目は上の方に配置して、関連する項目は近くに纏めた方が良いね。」

僕「あ。なるほど!そういうことか!」

僕「はい!分かりました!」

 

と、まずは軽くジャブをくらいましたw

しかし、ユーザー目線でのこの指摘は、当時の僕にとって全く新しい観点だったので少しだけ興奮したというか、新しい世界が広がったというか(オーバーw)楽しい気分になりました。

そして、更に先輩のレビューは続きます。

 

先輩「ちなみにさ、何でメールアドレスが必須項目のラベル色なの?」

僕「社員マスタのテーブル定義書を見るとメールアドレスはNOT NULL制約にチェックが付いてたからです!(ドヤ顔)」

先輩「・・・」

先輩「だからー、何でNOT NULLなんだって聞いてんだよ。」

僕「えっ、えっ・・・?それは・・・。」

 

僕には先輩の言ってることがさっぱり理解出来ませんでしたw

NOT NULLだから入力必須項目にした。

これの何がいけないのか?と。

 

先輩「じゃあ聞くけど、何の為に社員のメールアドレスを登録するの?」

僕「えーと、それは・・・。」

先輩「バッチ処理の結果をメール通知する為だろ?」

僕「あっ、はい。」

僕(え、あっ、そうなんだ・・・。いや、聞いてねーしw)

 

先輩「メール通知が必要なのは特定の社員だけだから全社員登録する必要はないよな?」

僕「えーと、つまりそれは・・・?」

先輩「メールアドレスは任意入力項目だって言ってんの!」

先輩「これはテーブル定義書が間違ってるから修正しといて。」

僕「はっ、はい。分かりました。」

 

先輩「何でもかんでも鵜呑みにしちゃダメだよ!」

先輩「常に疑問を持って自分の頭で考えて、納得した上で仕事しなきゃ。」

僕「はい!気を付けます!」

僕(そういうことか・・・。仕事って大変だな。)

 

と、新人にとっては理不尽とも言える指摘を頂きこの画面レイアウトのレビューは終わりました。

続いてイベント処理、DBアクセスと、先輩のありがたい指摘を受けながら、何とか設計書の作成を進めていきました。

今思うこと

青空

僕は新人の頃にこの先輩と仕事が出来てとてもラッキーでした。

「常に疑問を持って自分の頭で考えて、納得した上で仕事する。」

今思えば、これはとても重要なことで、最初に叩き込まれて良かったなと思います。

 

また、この先輩は常に僕の限界を超えたものを求めてきました。

 

最初は気付きませんでしたが、一見理不尽でオラオラなこの先輩、決して自分の感情のままに言っているわけではなく、部下の成長の為に敢えてこのように振る舞っていたのです。

僕はなんとか食らいついて行こうとして、その結果、とても成長出来たと思っています。

 

「ハイレベルな仕事を任される」→「頑張ってやる」→「でも結局ダメ出し」

これの繰り返しでした。

 

このやり方は人によって合う合わないがあると思いますが、厳しくしてくれる事をありがたい事と考えていた僕にはかなりマッチしていましたw

「僕は褒められると伸びるタイプなんです!」

みたいな人にはお勧めしません。

 

そして数年後・・・。

そんな先輩を見習った僕も立派なオラオラ系の先輩になっていたのでしたw

レベルアップ

  • 簡単なマスタメンテナンス画面の設計書を作れるようになった。
  • 自分の頭で考えて納得した上で仕事をするよう努めるようになった。

 

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