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IT土方に就職した僕「正社員なのに面接するの?」

      2015/09/15

SOFTHOUSE_VOL003

IT土方って言葉を知ってますか?

大手IT企業の下請けとして、技術者を派遣することで売上を立てているIT会社で働くエンジニアの事を言います。

 

言葉の由来はIT業界は建設業界と同じようなピラミッド型の下請け構造になっているので、ピラミッドの底辺の企業で働くエンジニアの事を建設業界の土方に見立ててIT土方と呼んだりします。

IT業界の下請構造を分かり易く説明する

 

これは、前述のIT業界の構造を全く理解していなかった僕が、IT企業に入社して訳も分からず派遣先へ面接に行った時の話ですw

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新人研修が終わって派遣先が決まる

5月になりいよいよ新人研修も残り1ヶ月を切った頃、僕の配属先の現場が決まったようで営業部長に声を掛けられました。

 

営業部長「タカ君、やっと配属先の現場が決まったよ。」

営業部長「お客さんはxx駅にある大手SIerで、明日先方の方々と簡単な面接みたいなものがあるから一緒に行こう。」

僕「はい、分かりました!」

僕(なんだ?社会人になってまで面接なんかすんのかよ。)

僕(まあ、別にいいけどさ。)

 

と、僕はこの会社の正社員なのに何故発注元の大手SIerの人の面接を受けるのか良く分かっていませんでした。

面接当日

面接当日、僕は営業部長と一緒に大手SIerのロビーに向かいました。

そして到着後しばらくすると、営業部長に電話で呼ばれた現場マネージャーがロビーに降りてきました。

 

現場マネージャー「タカ君、うちの現場にようこそ。」

僕「よろしくお願いします!」

 

営業部長「今日、先方は課長さんとリーダーさん?」

現場マネージャー「ええ、そのはずですよ。」

営業部長「新人だということは了承頂いてるんだよね?」

現場マネージャー「ええ、もちろんですよ。」

営業部長「そっか、じゃあ何も問題ないね。」

 

現場マネージャー「そろそろ時間だから行きましょうか。」

営業部長「タカ君、多分何も喋らなくて平気だと思うけど、もしかしたら簡単に自己紹介位はしてもらうかもしれないから。」

僕「はい、分かりました!」

 

と、3人で簡単な打ち合わせをしてから面接に向かいました。

 

さて、営業部長と現場マネージャーのやり取りで何か違和感を感じませんでしたか?

僕が違和感を感じたのは、新人って事を了承頂いているかを営業部長が現場マネージャーに確認して、その結果、じゃあ問題ないねと言っていたところです。

 

つまり、新人を2年目とか3年目とかと偽って現場にアサインする事があると言うことです。

 

まあ、俗にいう経歴詐称なのですが、これをやる中小零細ソフトハウスはザラにあります。

(レベルの大小はありますが、一切やっていない会社の方が少ないかも??)

10分で面接終了

何となく釈然としないまま会議室に通され、大手SIerの課長(40歳位)と、配属先のプロジェクトのリーダー(35歳位)が入ってきました。

そして僕は研修で教わった通りに名刺交換をして、席につきました。

 

営業部長「お忙しいところお時間頂きありがとうございます。」

SIer課長「いえいえ、こちらこそ。」

営業部長「いつもお世話になっていますので、今年の新人の中で一番優秀なのを連れてきましたよ。」

※このセリフは新人全員に言っているw

 

SIer課長「そうですか。」

SIer課長「それでは、せっかくなので簡単に自己紹介でもしてもらいますか?」

僕「タカと申します。まだまだ未熟ですが御社のお役に立てるよう一所懸命頑張りますので、よろしくお願いします!」

 

SIer課長「元気そうで良いですね。」

SIer課長「それでは来月から宜しくお願いしますね。」

営業部長「はい。こちらこそ宜しくお願いします。」

SIer課長「それでは、今日はこれ位で。」

 

と、10分も掛からずに終わりました。

しかし、この10分でバカな僕でも流石に気付きました。

 

システムを作って売る仕事だと思ってたけど違うみたいだぞ。

僕自身が売り物なんだ。

と。

今思うこと

青空

なんか小説の最終行みたいな終わり方になってしまいましたw

でも、実際にこの時まで自分自身が売り物とは考えもしませんでした。

 

IT業界に長くいると当たり前のように感じてしまいますが、普通(バカ?)の感覚だと、システムをSEが作って営業がそれを売る。

良いシステムを早く作のがSEの腕の見せ所で、それを高値で沢山売ってくるのが営業の腕の見せ所。

そんな風に思いますよね?

 

もちろん元請けの会社はこのビジネスモデルであっています。

 

でも、それは殆ど大手企業だけに限られた話で、大半の中小零細ソフトハウスは僕の会社のように技術者を派遣してお金を稼いでいます。

この派遣される技術者がIT土方です。

(基本的には悪口のニュアンスがあるのでこの言葉は使わない方が良いです。)

 

派遣する技術者の経験年数やスキルによって金額はピンキリです。

僕が今まで見た中で日本人の最低金額で月35万円、最高で300万円でした。

1ヶ月300万円ですよ?びっくりですw

 

それはともかく、当時の僕はIT業界の仕事は(IT業界に限らず全ての仕事は)全て請負だと思っていました。

 

その頃は請負という言葉も知りませんでしたが、成果物に対し報酬を貰うのが当たり前と考えていたのです。

ですから、この日に面接に行くまでは、

「僕がどんな人間かなんて発注者のSIerにとって関係無いだろ。」

と思っていました。

 

もちろん学校でも新人研修でも契約形態の話なんて一切ありませんでしたし、自分で調べたりもしなかったので知らなくて当然と言えば当然ですね。

そういうわけですので、自分が商品として派遣されると分かった時は、なんだか悲しい気持ちになりましたね。

 

IT業界の下請け構造や、契約形態について詳しく知りたい方は以下をご覧下さい。

IT業界の下請構造を分かり易く説明する

IT業界の契約形態まとめ

レベルアップ

IT業界の下請け構造を知った。

IT業界の契約形態を知った。

 

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