【10年後に消える仕事】IAが人の仕事を奪うのは良い事か?
2016/03/20
2013年にオックスフォード大学が、今後10年~20年で機械(AI)によって無くなる仕事について調査結果を発表しました。
その調査結果によると、以下の仕事が機械(AI)でも出来るようになり、人間の仕事ではなくなるそうです。
まあ確かに、これらの仕事は機械(AI)で置き換えるのは可能(または、もう既に自動化が進んでる)だなと思います。
そして、これから先これらの仕事についている人達はどうなってしまうんだろう?とも思いました。
(まあ、余計なお世話かもしれませんがw)
でも、普段僕はSEとしてこれらの仕事をしている人の作業負荷を減らす為にシステム開発をしている訳で、
その延長線上で、
「その人達の仕事を奪ってるのはIT業界の僕等じゃね?」
と僕は考えてしまったりもしました。
僕等IT業界の人間がシステム開発した結果、元々その仕事をしていた人達が職にあぶれてしまい路頭に迷うんだとしたら気分悪いですよね。
それじゃあ、とても遣り甲斐のある仕事にはなりませんし、IT業界なんかで働いていられませんw
なので、僕としては(今の所)
「機械(AI)が人の仕事を奪っていくのは社会全体にとって望ましい事」
と思うようにしています。
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10年後、20年後は失業者だらけになるのか?
上記の職業が機械(AI)に置き換わったとしたら、元々その仕事をしていた人達は職にあぶれてしまい、失業者だらけになってしまうのではないか?
僕は、そんな風に思ったこともありました。
しかし色々と調べたり考えたりしてみると、最終的には失業者だらけにはならないと考えています。
その理由としては、それらの仕事が無くなる代わりに別の仕事が生まれるからです。
遥か昔の仕事は食べ物を作ること以外に殆どありませんでした。
100人の村があったら100人が「食べる」という目的の為に仕事をしていました。
- 野菜を作る人
- 魚を獲る人
- 狩りに行く人
等々と・・・。
しかし、技術が進歩するのに合わせて、農具や漁具が進歩したおかげで何も100人全員が「食べる」目的で仕事をしなくても済むようになりました。
その結果、表にあるような、
- 銀行の融資担当者
- スポーツの審判
- 不動産ブローカー
- レストランの案内係
といった仕事が最近生まれてきた訳です。
なので、これらの仕事もそもそもは技術の進歩によって生み出された仕事だったという訳です。
そして、技術の進歩はさらに進んで、それらの仕事も殆どが機械(AI)に任せられるようになり、人間は別の仕事をやる余裕が出来るようになるということです。
歴史を見ればこれは当然の流れなんだと思います。
具体的にどんな新しい仕事が生まれてくるかは想像も付きませんが、
例えば、
- 学校が40人に1人の先生ではなくて、10人に1人になって細かいサポートが出来たり、いじめの問題とかを解決出来るかもしれない。
- 全ての駅に歩きタバコを監視する監視員が配備されて、副流煙で気持ち悪くなったり、火種で子供が危険な目に合わなくなるかもしれない。
- 保育士の数が増えて、待機児童が0になるかもしれない。
- 空いてるスペースにソーラーパネルを設置しまくって、原発無しで安心して暮らせる生活になるかもしれない。
というように、別の仕事にリソースを割り振る(言い方変だけど)ことで、社会全体にメリットがあるのではないかということです。
個人レベルで見たら
「俺は銀行の融資一本で長年やってきた。」
「AIのせいで融資審査は自動で終わる・・・。俺はこれからどうすればいいんだろう。」
と思う気持ちは分かります。
僕も、自分の仕事を機械(AI)に取られたら絶対気分悪いです。
きっと
「技術なんて進歩しなくて良いのに、余計な事しやがって!」
って思いますw
でも、
自動運転の車が町を走るようになって、無人タクシーが当たり前になった。
その結果、タクシーの1メーターが200円になった。
としたら、どうでしょうか?
大半の人はこれを歓迎すると思います。
タクシーの運転手が全員失業したとしても、です。
なので、皆んな基本的には技術の進歩と共に、人間の仕事を機械(AI)が代わりにやることで社会全体の最適化が進む事については賛成の立場なんじゃないかと僕は思っています。
但し
「自分の仕事を奪われない限り」
という条件付きですけどねw
なので、
「この仕事、そのうち機械(AI)でも出来んじゃね?」
と自問して、その結果、
「人間じゃなきゃ(出来れば自分じゃなきゃ)出来ないな。」
と思った仕事をすると良いんじゃないでしょうか。
余計なお世話だって?
ですよねw