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帰属意識は不要!必要なのはアイカンパニーの考え方

      2016/03/20

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僕は専門学校を卒業し、社員数100人規模のソフトハウスに就職しました。

その会社は自社製品やサービスを一切持っていなかったので、殆ど全ての社員が客先の企業に派遣されていました。

 

月に一度だけ帰社日という日が設けられていて、各派遣先にいる社員が自社に戻って状況報告や悩み相談なんかが行われますw

この帰社日ですが、特定派遣を持っているIT企業は大半がやっています。

 

ある日の帰社日、僕達は「社員が帰属意識を持つにはどうすれば良いか?」というテーマでチームミーティングを開催したのです。

(こんな事を社員同士で話し合うなんてイタい会社ですが・・・。)

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ミーティング開始

全社員でやる程のスペースはなかったので、10名位のチーム単位でミーティングは行われました。

 

マネージャー「ここ最近、帰社日に戻ってこない社員が増えていることがマネージャー会議で問題視されています。」

マネージャー「その件については、社員の帰属意識が足りないのではないかという結論に達していて、1度社員全員に帰属意識を考えてもらう機会を設けることにしました。」

 

と、客先に派遣されている社員が多いので、自社の人間と関わる機会がほとんどなく自社に対する帰属意識(愛社精神みたいな物)が薄らいでいる社員が多いことをマネージャー層は危惧していたのです。

 

マネージャー「なので、この場では何故帰属意識が必要なのか?社員が帰属意識を持つ為にはどうすれば良いか?という点で話合いましょう。」

 

恥ずかしながら(?)、新人の頃の僕は帰属意識を持っていたと思います。

「全然勉強してこなかったのに僕を採用してくれてありがとう。」

「こんなバカに仕事を教えてくれてありがとう。」

という気持ちが会社に対してありました。

そして、一所懸命働いて会社に恩返ししなきゃいけないとも思っていました。

 

しかし、3~4年目になり、残業代がカットされるにも関わらず、入社以来ずっと残業・休日出勤が当たり前の案件ばっか。

さらに、リーダーになっても給料は大卒の新人の方が高い。

など、会社に対する不満も溜まっていましたので、この頃の僕は会社を好きでもないし嫌いでもないという、ニュートラルな感じでした。

みんなの意見

そしてミーティングは続きます。

 

先輩A「やっぱり自分の給料がどこから出ているのかを常に意識して行動する必要があると思います!」

マネージャー「確かに。客先に常駐していると誰が雇い主なのかを忘れがちだよね。」

 

先輩B「自社に自分のデスクがあると、自分の会社はここなんだという意識が持てると思います!」

マネージャー「コストの問題があるけど、それも案の一つだね。」

 

リーダーA「会社の催し物を増やすと良いと思います。家族も参加出来るバーベキュー大会とか。」

他の社員達「それ良いねー。」

 

僕はこの時、得体の知れない違和感を感じていました。

ちょっとオーバーかもしれませんが、悪寒がするというか、気持ち悪いというか。とにかく僕はこのミーティングで真面目に意見を言う気にはなれませんでした。

 

マネージャー「大体意見は出揃ったかな?」

マネージャー「それでは、ウチのチームの意見として纏めて、後日マネージャー会議で報告します。」

 

マネージャー「タカ、議事録の作成宜しく!」

僕(えー、何で僕?!)

僕(あ!一言も喋らなかったペナルティかw)

僕「はい。分かりました。」

 

と、こんなしょうもないミーティングの議事録を取ることになってしまったのですw

今思うこと

青空

僕が感じた違和感の正体は、このミーティングは社員同士で話し合う内容ではないからでした。

 

帰属意識とは、言い換えると「組織に対する忠誠心」や「愛社精神」です。

これは経営者が社員に持たせようとするもので、こんな話し合いは社長と人材コンサルとの間でやってりゃいいのです。

 

帰属意識を持たせれば、

  • 給料が相場より安くても辞めない
  • 仕事内容が良くなくても辞めない

など、コストを掛けずに社員を囲っておけるメリットがあります。(ある意味飼い殺し)

 

もちろん、

  • 給料が良い。
  • 仕事内容が良い。

その結果として、やり甲斐が持てて帰属意識が芽生える。これなら良いと思います。

 

しかし、僕のいたこの会社は違いました。

給料や仕事内容に不満を持っている社員が増えている。だから帰属意識を持たせよう。という考え方です。

 

高度経済成長期の日本では会社に忠誠を誓ってがむしゃらに働けばそれに見合った対価が得られましたので社員にもメリットがありました。

  • 終身雇用
  • 年功序列での昇格、昇給
  • 十分な退職金

でも、今はもうそんな時代ではありません。

今の時代に帰属意識を持って働くのは社員側にとって賢い働き方ではないのです。

 

では、どうするのが良いのか?

 

それは、アイカンパニー(自分株式会社)を経営しているという視点を持つことです。

具体的には、自分は自分株式会社の経営者であり、会社は自分株式会社にとってのイチ顧客に過ぎないという考え方を持って仕事をするのです。

 

この考え方を持つとどうなるかというと、

  • 競合他社(他のエンジニア)と比べて、自分株式会社(自分)の強みは何?
  • 今の顧客(会社)に提供している価値に対しての売上(給料)は適性?
  • 売上をアップするにはどうする?
  • 5年後、10年後の成長戦略は?

という意識が芽生えます。

 

アイカンパニーとは、会社は取引先に過ぎないという考え方なので、会社に尽くす気はないけどぶら下がる気もない。成果と報酬による取引関係で、あくまでも対等という考えです。

会社に所属しているという帰属意識とは全く逆ですね。

 

例えば、自分の技術力が派遣先の企業で褒められたとして、どういう意識で仕事をしているかで話す内容が大きく変わってきます。

(この例は超てきとーです。僕は大したプログラム作れませんw)

 

派遣先の人「タカさんの作ったJAVAのプログラム凄く良いですね。」

 

帰属意識派

「ありがとうございます!ウチの会社はJAVAの技術力向上に力を入れてるので勉強会とか結構やるんですよ。JAVAなら結構出来る社員多いですよ。」

 

アイカンパニー派

「ありがとうございます!私はJAVAが好きなのであの程度のプログラムならチョロイもんです。もしオファー頂けるならもっと凄いの作りますよw」

 

というように、帰属意識派は折角自分が頑張った結果に対して評価を頂いたにも関わらず、そのチャンスを会社のセールスに使ってしまっています。

しかし、アイカンパニー派は自分の信頼を積み上げることに使っています。

この僅かな違いが積み重なると、後々大きな差(年収とか仕事内容とか)になるのです。

 

僕はITエンジニアとしてやって行く上で、この「自分の信頼を積み上げる」という事が非常に重要だと思っています。

これは現場が変わろうが会社が変わろうが関係ないです。

自分の資産みたいなもんです。

 

信頼があるから条件の良い仕事に高単価でありつける訳で、信頼がなければ現場や会社が変わる度に0(リスク込みの世間相場)からのスタートです。

 

なので、僕としてはアイカンパニーの考え方を持って働いて、努力した結果が自分に還元されるようにすることおすすめします。

 

もちろん会社の為に働いて、その結果がちゃんと自分に反映されれば良いのでしょうが、そんなことって中々ありませんよね・・・。

 

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