SE年収1000万までの道のり

パソコン初心者の僕が年収1000万を超えるまでにしたこと。仕事、転職、独立、副業、投資など。

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【SE vs PG】PG「設計書通りに作りましたが何か?」

      2016/03/20

SOFTHOUSE_VOL016

僕は派遣先の課長からのオファーで、ERPパッケージの導入案件に僕はアサインされることになりました。

パッケージの導入と言ってもSAPのように有名な物ではなく、派遣先のSIerが独自に作ったもので導入実績も殆どありませんでしたw

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プロジェクトの概要

このプロジェクトは、ERPのパッケージを導入すると共に、そのままでは顧客の業務に適さない部分もあるので、そこは顧客の予算の範囲内でカスタマイズをするという比較的小規模なものです。

 

体制は

リーダー(派遣先のSIer社員 35歳)

SE(僕=下請け会社3年目22歳)

の2名です。

 

リーダは他の案件を抱えていたこともあり、あまり実作業には加わりませんでした。

なので、基本的に顧客との仕様決めから設計書の作成、結合テストまで僕が主担当SEとして作業することになったのです。

パッケージの機能が不十分で思わぬ工数増に

そもそもこのパッケージは導入実績が殆どなかったので、蓋を開けてみればパッケージの機能が不十分(仕様バグ的な)なところが結構ありました。

本来、パッケージの仕様バグ的な部分の修正は予算に含まれていなかったのですが、直さない訳にもいかず改修範囲は当初の予定よりもかなり広がってしまいました。

 

その為、連日の残業や休日出勤はもちろんの事ですが、

内部設計書の記載レベルを落としたり・・・

顧客にマクロを作ってあげたり・・・(要件を飲むより「このマクロで同じ事出来ますよ!」って渡した方が早いとか。)

交渉したり謝ったり・・・

と、あの手この手で何とかオンスケをキープしました。

単価の安いベンダーを探せ!

開発は僕の会社から増員する案もあったのですが、元々の予算が少ないにも関わらず改修範囲が広がった為、僕の会社とは単価の折り合いがつかず、最終的には同じ現場に常駐しているベンダーの中で単価が最安クラスのベンダーに開発を発注することになりました。

 

なんとそのベンダー、30代後半が1名、20代前半が1名の計2名でたったの100万円(1人当たり50万)らしいのです。

当時の僕(3年目22歳)でさえ単価70万とかだったので、これはかなり安い会社でした。

役割りがPGかSEかで単価の水準が違ったというのはあるのですが。

単価50万のプログラマーの仕事レベル

前述の通り、このプロジェクトは作業量に対してSEが明らかに不足していましたので、とても綺麗で丁寧な設計書を作成している余裕がありませんでした。

なので、

「設計書通りにプログラムを組めば良い。」

というレベルの設計書は作れず、

「記載不足があるかも。ある程度汲み取って。」

というレベルの物しか時間がなくて作れませんでした。

 

開発を依頼する際に、

「記載不足があるかも知れません。」

「不明点は確認して下さい。」

とは伝えていたのですが、開発期間中は特に何もコンタクトがありませんでした。

 

そして納品されたプログラムを動かしてみたところ、素人が見ても明らかに動きがおかしい所が何ヶ所かあるのです。

戦闘開始

僕「あのー。この動きおかしくないですか?」

30代後半PG「うん、おかしいかもね。」

30代後半PG「でも設計書通りに作ったから。」

 

彼は話は終わりだと言わんばかりに顔をそむけます。

 

その態度に僕はムッとしました。

僕「いやいや、話終わってないんですけど。」

僕「おかしいって気付いてたんならなんで確認しなかったんですか?」

・・・

と、言った次の瞬間。

彼は顔を真っ赤にして大声でキレ始めました。

 

30代後半PG「なんで俺がそんなことしなきゃいけないの?」

30代後半PG「おたくがちゃんとした設計書を書かないのがいけないんでしょうが!」

30代後半PG「なに文句言ってるんか!」

 

僕もこの発言でかなり頭に血が上ったのですが、ここで言い返したら事態は更に悪化すると思い、とりあえず、

僕「そうですか。分かりました。」

とだけ言って、その場は立ち去りました。

判決

その後、プロパーのリーダーに事情を説明し、プロパーとそのPGのベンダーとで話し合いが行われた結果、

  1. 動きがおかしい所は設計書に正しい動きを細かく記載する。
  2. 設計書の修正後、そのベンダーが速やかにプログラムを修正する。
  3. 仕様変更とはせず費用は発生しない。

という判決が下りましたw

 

今思えば、「まあそんなもんだろ。」と思いますが、まだ若かった当時の僕は1.すら納得がいっていませんでした。

 

僕(アイツ日本語をコードに置換するだけしか出来ねーのかよ。)

僕(意図を汲み取れよ。つーかその努力をしろよクソが。)

と、かなりイライラしながら、大急ぎで設計書に記載を追加していきました。

今思うこと

青空

色々反省するべき点があります。

予算が少ないとか、パッケージ自体がバグだらけとか、僕ではどうすることも出来なかった部分を除くと、

  1. 開発者の性格(仕事のスタンス)を理解しておけば良かった。
  2. プロパーのリーダーを仲介して作業依頼すれば良かった。
  3. 僕の同じ現場に常駐していたので開発の中間チェックをすれば良かった。

と思います。

開発者の性格(仕事のスタンス)を理解しておけば良かった。

前もって開発者(30代後半PG)とコミュニケーションを取っておき、性格や仕事のスタンスを理解しておけば良かったです。

もしくは、同じ現場で常駐しているわけですから、第三者から評判を聞いておくとか、とにかく事前の情報収集を怠っていました。

予めこういう人だという事を把握しておけば、設計書のレベル感と、期待する成果物の水準を事前に丁寧に説明出来ていたと思います。

 

しかし、やはり「設計書通りにプログラムを組めば良い。」というレベルの設計書を作ることは、時間的に難しかったと思います。

顧客との仕様決めが最優先なので、圧倒的に少ないリソースの中では内部向けの設計書はどうしてもプライオリティが下げざるを得ません。

プロパーのリーダーを仲介して作業依頼すれば良かった。

彼(30代後半のPG)にとって、僕は顧客ではなく競合他社の人間です。

しかも、僕は未だ22歳のガキで、そんなガキが作った設計書に基づいてプログラムを作ることは彼にとっては面白くなかったのでしょう。

それに、彼にとっては気を利かせて開発を順調に進めるよりは、「設計書通りに作りました!」を錦の御旗にして、最低限の事だけやった方がメリットがあるという判断だったのでしょう。

当時は全く気にしていなかったですが、今思えばそうだろうなと思います。

 

なので、実際の設計作業自体は僕がやったとしても、作業依頼はプロパーのリーダーに出してもらえば良かったと思います。

PGが同じ現場に常駐していたので中間チェックをすれば良かった。

「なんで何も確認してこないんだろう?」

「本当に全部理解出来てるのかな?」

と、薄々不安は感じていました。

 

しかし、僕はこれまでに一緒に開発したことがあるのは超優秀な先輩くらいなものでした。(先輩の話とかは、中小ソフトハウス時代のこれまでの話をご覧いただければと思います。)

なので、まさか不明点を確認もせずにプログラムを作る人が居るとは思いもよりませんでした。

 

残念ながら、

「もしかして、これがスーパープログラマーってやつか!?」

位に思ってしまっていましたw

 

今思えば甘すぎですね。

ちょっとでも怪しい雰囲気を感じたら被害が大きくなる前に直ぐ確認すべきでした。

まぁ、これも彼の心情を察して、プロパーのリーダーがチェックする。僕はおまけ。という位置づけで行う必要があったと思いますが。

レベルアップ

  • 1つのプロジェクトを主担当SEとしてこなせるようになった。
  • 単価の安いPGのリスクを理解した。
  • 交渉力、政治力、人間観察(?)力みたいなものが上昇した。

 

次の話⇒【マネージャーからの呼び出し】約束は果たされるのか?

 - 中小ソフトハウス時代 ,