【卒業】就職率100%とか言うけど本当にみんな就職出来たのか?
2016/03/20
3月になり学生生活もいよいよ終わりを迎えようとしていました。
就職を希望していた周りの学生達はほぼ100%就職先が決まっていました。
僕の通っていたIT系の専門学校は限りなく100%に近い就職率を謳っていましたので、
「さすが!」
「就職率の高さを売りにしている専門学校は違うね!」
と思うかもしれませんが、実際のところ皆どんな所に就職しているのでしょうか?
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周りの学生の就職先
僕が通っていたのはIT系の専門学校の中でも情報処理科という最もコテコテ(?)のIT学科でした。
僕は入学時に無知過ぎてSE(システムエンジニア)とかPG(プログラマー)という言葉すら聞いたことがありませんでしたが、周りの学生達はSEやPGを目指して入学してきたのでしょう。
しかし、卒業前の3月時点でSE・PGの職種で就職する学生は50%位だったと思います。
周りの学生の就職先の一例を挙げると、
- 家電量販店
- 携帯ショップ
- コピー機の修理屋
- 不動産営業
- 居酒屋
- 自衛隊
という感じで、
「わざわざIT系の専門学校行く必要なくね?」
と思うような所なのです。
何故かというと(これは僕の推論なのですが)、IT系の勉強は同じ時間学んでも人によって習熟度の差が付きやすいのです。
例えば、IT系の適正がない人が10時間かけてやっと理解したことを、適性がある人だと1時間で理解してしまうというようなことが普通にあるのです。
そんな環境の中で1年~2年近くIT系の勉強を続けていると、
「自分はIT業界に向いてないかな?」
ということに気付く人も多くいるので、そういう人達は違う職種で就職活動をしようとします。
そして、学校に来る求人には前述のようなIT業界に全く関係がない求人も多くあるので
「SEやPGになるのはやーめた。」
という人もちゃんと就職出来るというわけです。
僕は無理して向いていない仕事をするよりも、自分に向いている仕事をした方が絶対に幸せだと思っているのでこの判断はとても良い事だと思います。
むしろ学生の段階で気付いてラッキー位に思います。
接客が苦手な僕が100円寿司のホールでバイトした時の話
あれから8年程経ちましたがどんな仕事に就いた奴でも頑張っている奴はちゃんと結果出してますよ。
まあ、何事も本人次第ですね。
ちなみに、SE・PGの職種で就職していく残りの50%の人達ですが、殆どが名前も聞いたこと無いような中小零細のソフトハウスで、大手SIerや事業会社の社内SE等の人気企業の求人はほぼありません。
20人に1人位の割合で有名企業の子会社とかに必死で就職するような感じです。
新卒で大手IT企業や事業会社の社内SE等、人気企業を目指すのであれば専門学校には行かない方が良いと思います。
とはいえ、専卒だとしても転職すれば可能性は大いにあります。(むしろ転職の方が楽かも?)
転職で問われるのは、どこを卒業したか?ではなく、何が出来るか?なので。
就職先は決まっていたのに卒業出来ない?
3月の初旬だったと思いますが、卒業式がありました・・・。
が、そこに僕の姿はありませんでした。
僕は授業をサボりまくっていたせいで単位が足りず皆と一緒に卒業出来なかったのです。
・・・
しかし、まだ諦めていないので試合終了ではありませんw
学校も鬼ではないので3月中に今まで未提出となっている課題を全部出せば卒業出来るという敗者復活の大チャンスがあったのです。
未提出の課題は100個以上。
残された時間は2週間程度。
僕は皆が学生最後の思いでにと楽しく卒業旅行に行っている中、1人で毎日朝から晩まで課題をやり続けました。
そして3月31日、遂に未提出の課題は残り1つになりました。
残っていたのは卒業研究。
他の皆はグループを作ってワイワイやっていたのですが、僕は1人ひたすらサボり続けていました。
僕(今さら何を研究すれば良いんだろう?)
僕「先生!卒業研究のテーマが決まらないんですが、なんかないですかね?」
先生「それは自分で探さないとダメなんだよ?」
僕「すいません・・・。」
先生「でも時間がもうないからなー。うーん。」
先生「もう時間がないし、仕方がない。」
先生「読書感想文で良いよ。」
僕(マジで?!読書感想文でいいんすかw)
僕「分かりました!頑張ります!」
と、卒業研究から読書感想文に一気に難易度が下がりました。
僕は学校に置いてあった本を適当に選んで原稿用紙数枚の読書感想文を作成したのです。
僕「先生!感想文終わりました!」
先生「じゃあ内容を確認して問題が無ければ卒業証書を渡すから教室で待っていなさい。」
先生「1人だけだけど卒業式してあげるよ。」
僕「はい!」
そして、しばらくすると先生が卒業証書を持って教室に入ってきました。
先生「感想文は問題なかったよ。」
先生「1人で寂しい感じだけど一応読み上げるか。」
と、僕だけの為に卒業証書を読み上げてくれました。
先生「卒業おめでとう。」
僕「ありがとうございます。」
先生「まぁ、サボりすぎだね。分かっていると思うけど社会人になったら通用しないからね。」
僕「はい。」
先生「ま、卒業おめでとう。そしてお疲れ様。」
僕「色々とありがとうございました。」
僕「それじゃ、失礼します!」
という感じで、3月31日の17時頃、僕は何とか専門学校を卒業することが出来たのです。
そしていよいよ翌日からは晴れて社会人になるのでした。
レベルアップ
- 最終学歴が高卒から専卒になった。