やりたい仕事がない時は、取り敢えず「金」と「適正」で選ぶべき
先日、僕の友人(28歳フリーター)と飲みに行く機会があって、
友人「俺も就職して実家を出てーけど、やりたい仕事がないんだよね。」
と、言っていました。
どんな働き方をするかは人それぞれ自由なので、別にフリーターがダメだとは思いませんが、
「やりたい仕事がないからフリーター。」
というロジックは間違っていると思います。
僕としては、やりたい仕事がないなら取り敢えず「金」か「適正」で仕事を探そうよ。という話をしてみました。
彼と同じように、「やりたい仕事が見つからないけどどうしよう?」なんて思っている人に見て欲しいです。
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そもそも、やりたい仕事なんかないよ。
僕は現在IT関係の仕事をしていますが、決して積極的に選んだ道ではありません。
なんとなく、
「パソコン出来れば食いっぱぐれる事はなくね?」
程度の認識で始めました。
まあ、僕の小さい頃の夢はプロ野球選手だったので、今は全く関係ないことを仕事にしている訳ですw
しかし、これは僕だけではないと思います。
仕事をしている人の大半は、別に最初からその仕事をすることを目指していた訳ではありません。
なんとなく成り行きでやっていたり、仕事をする中で徐々に自分のやりたい事(または、少なくともマシだと思える事)をするように、転職したりしながら軌道修正しているのです。
しかし、彼(フリーター28歳)は、
小さい頃からやりたい仕事(なりたい職業)があって、それに向かって努力して、その結果夢をかなえる。
みたいなストーリーが普通で、やりたい仕事がみつからない自分は普通ではないと思っている節がありました。
- やりたい仕事がある人はレアケース。
- やりたい仕事なんてないのが普通。
という風に、彼が認識を改めない限り、仕事を見つけることは出来ないだろうと思いました。
でも、これは大人になっていく過程で皆んな徐々に感じ取っていくもので、いちいち誰かが教えてくれる訳ではありません。
なので、28歳にもなって
「やりたい仕事がない。」
なんて言っている人がいるのも仕方ない事なのかなと思いました。
進路相談とかで、親や学校の先生が
「やりたい仕事なんてある訳ねーだろ。」
「皆んな食う為に仕方なく働いてるんだよ。」
「せいぜい自分がマシだと思える就職先を選べ。」
「甘ったれんな。」
位に厳しい事(?事実)を言った方が、中途半端に夢を見ないで済むから良いのかもしれません・・・。
じゃあ、「金」で仕事を選ぼうよ。
で、次に僕が彼に提案したのは、「金」で仕事を選ぼうよ。ということです。
取り敢えず、金さえあれば、
- 投資に回して不労所得を得ることが可能。
- 事業を起こして雇われる事なく自分で金を稼ぐことが可能。
- 結婚・出産・家・車など、金が掛かるイベントもやりたければ可能。
と、金はあるに越したことありません。
なので、どうせやりたい事がないのであれば金を貯められる仕事をした方が、だらだらフリーターをやっているよりもメリットが多いと思います。
例えば、
- 運送業
- IT関係
- 夜の仕事
- インセンティブのある営業
- 住み込みや夜間シフトの工員
等、フリーターからでも普通に就職出来て年収400万位は軽く稼げる仕事なんて腐る程あります。
彼は週5でシフトを入れていて、バイト代は月に15万位とのことなので、年収にすると180万。
仮に年収400万になれば200万弱は収入が増える訳です。
年間200万収入が増えれば5年で1000万溜まります。
そんだけあれば、前述の「投資」、「起業」、「結婚・出産・家・車」等、なんだって出来ます。
どうせやりたい事なんてないんだから、だらだらフリーターなんかで時間を潰してないで、さっさと
「じゃあ、金でも稼ぐか」
と頭を切り替えた方が絶対に得です。
5年後に、
職歴5年で貯金が1000万ある33歳
と
職歴0年で貯金が0円の33歳
お前はどっちが良いんだよw?って話です。
これは天と地の差ですね。
じゃあ、「適正」で仕事を選ぼうよ。
僕は、もう一つの提案として、
「適正のある仕事を選ぼうよ。」
という話をしてみました。
仕事を選ぶ観点として金が重要なのは前述の通りですが、もう一つ重要なのが自分に適正があるか?という点です。
例えば、大きく分けて「体力」、「思考力」、「コミュ力」という3つの能力が人間にはあるとしましょう。
体力がある人は運送業、思考力がある人はIT関係、コミュ力がある人は夜の仕事、みたいな感じで、自分に適正がある仕事をすればいいんじゃない?ということです。
「何を当たり前なことをw」って思うかも知れませんが、僕は仕事を選ぶ上で「金」と同じ位「適正」も重要な要素だと思っています。
そもそも、やりたい仕事なんてない訳ですが、適正がある仕事(向いている仕事)はやっているうちに楽しくなってきて、気付いた時にはその仕事が「やりたい仕事」になっていたりします。
なぜなら、向いている仕事はちゃんと結果がでるから。
そして、その結果は他人が評価してくれるから。
自分の仕事を褒めてもらえることはとても気持ちが良いものです。
人の役に立っているなーと実感できますし、仕事に対するモチベーションも上がります。
そして、結果的に収入も上がります。
適正がある仕事を選べば前述のような好循環になる可能性が非常に高いです。
逆に、適正が無い仕事を選んでしまうと最悪です。
頑張っても結果が出ないし、他人に評価をしてもらえないし、収入も上がらないし・・・。
と、これじゃ仕事なんて楽しくないに決まってます。
なので、
どうやりたい事なんてないんだから、適正のある(向いている)仕事を選べば良いと思うよ。
結果的にその仕事が楽しくなったりするもんだよ。
ということです。
まとめ
話をまとめると、
- 最初からやりたい仕事がある人なんてレアケースで、大半の人は食う為に仕事をしている。
- やりたい仕事がないのなら、取り敢えず金を稼げる仕事をするべき。
- 適正がある仕事を選べば仕事で結果が出るので仕事が楽しくなったりする。
ということです。
なので、
「やりたい仕事がない(見つからない)からフリーター」
というロジックは間違っている。
少なくとも得策ではないと思います。
そして、彼も僕の言っている事は分かってくれたようで、仕事探しに対して前向きに考えているような感じでした。
そして数か月後・・・
そして、そんな話をした数か月後、僕は彼と再会しました。
僕としては
「あいつ、なんか仕事始めたかなー?」
と若干期待している部分がありました。
しかし、残念ながら彼はまだフリーターのままでしたw
僕は理解しました。
「やりたい仕事が見つからないからフリーター」
というのは建前で、本音は
「まだダラダラしていたいからフリーター」
なんだな、と。
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